主要14品目の中でも、じゃが芋についで2番目に
流通量、消費量の多いトマト。
中でもミニトマトをおいていないスーパーや八百屋はないと言っても良いほど
ポピュラーな野菜です。
【トマトの旬】
さて、一般的にトマトの旬を尋ねると
栄養士でさえ「夏」と答える人が多いのですが、
日本においてにトマトの旬は、春~初夏、そして秋。
トマトの原産地は、アンデス山脈の標高2000m前後の場所と言われています。
雨が少なく、乾燥した冷涼で強い日差しを好むトマト。
トマトは、5度~40度の間で生育することができますが、
適した温度は昼間の温度が25度~30度、夜の温度が10度~15度です。
これにあてはまるのが、春~初夏、そして秋なのです。
【トマトの目利き】
①お尻に放射状の星がはっきり見えるものを選びましょう♪
随分知られるようになりましたが、一番のポイントはトマトのお尻部分。
星のように見える放射状のものが浮き出ているかどうかがポイントです。
トマトは水を制限することで、甘味が増すのですが、
星のように見える放射状のものは、維管束と呼ばれるものを果実に行き渡らせる管で
水が足りないと管のところが枯れていく感じになり、そこが白く浮き出てくるのです。
ですから、この放射状の星がはっきりと出ているものは、旨味がしっかりしています。
②ヘタ付近にヒビ割れがあるものを選びましょう♪
トマトは、育てる時にある程度大きくなると甘味を出させるために、水やりをとめるのですが、
この際、甘さが凝縮したものはひび割れが出ることがあるのです。
規格としては、規格外になってしまうのですが味は美味しいのです。
このヒビ割れトマトは安く売られるケースがあるので、ぜひ綺麗なトマトではなくひび割れを選んでみてください。
※但し・・・・
トマトの生育において、生理障害として乾燥している状態から急に水を吸水してもひび割れを起こすことがあります。
多くは、乾燥しすぎることで起こるので旨味がしっかりしているものが多いのですが、中には逆の場合もあります。