夏に旬を迎える野菜はたくさんありますが、今回はそのなかでも「オクラ」について紹介します。
◆オクラの歴史
実はオクラは、アフリカ北東部の熱帯地が原産となる植物で、エジプトではなんと紀元前から栽培されていた歴史ある野菜です。
日本に輸入されてきたのは明治以降で、ハイビスカスに似た美しい花をつけるオクラは、初め食用ではなく観賞用としての輸入だったそうです。
ちなみに、外国でもオクラは「okra」と書きます。
◆オクラの栄養成分
オクラには、レタスの3倍以上ものβ-カロテンが含まれており、視力や粘膜の健康を維持するほか、髪や皮膚の健康維持にも効果的です。
また、糖質や脂質の代謝を良くするビタミンB1、B2も豊富に含まれており、夏バテなどの疲労回復にも効果が期待できます。
免疫力アップや抗酸化作用を持つビタミンCも多いので、体の老化予防のためにも摂取すると良いでしょう。
加えて、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防への効果が期待できるカリウムや、骨を丈夫にするカルシウムも豊富です。
◆ネバネバ成分
「オクラ」といえば、独特のネバネバが特徴的ですが、実はこのねばねば成分は、腸内を掃除して有害物質を外に出してくれる食物繊維です。
オクラをみじん切りにして、細胞壁を壊すことでこの効果を最大限に引き出すことができます。
オクラとモロヘイヤ細かく刻み、つくねと合わせてみると、とっても美味しかったです!
ぜひ試してみてくださいね♪
◆選び方・保存方法
オクラを選ぶ際は、うぶ毛がたくさん残っていて、ガクの部分がピンと張っているものがオススメです。
ネットに入っている場合は、乾燥しないようポリ袋に入れ、野菜室で保存しましょう。
低温と湿気に弱いため、3〜4日程で食べきりましょう。
◆ 下処理
オクラはまず、塩をまぶして板ずりをすることで、表面のうぶ毛が取れ仕上がりの色も鮮やかになります。
茹でる際は様子を見ながら、熱湯でサッと茹で、長々と茹ですぎないようにしましょう。
◆オクラのコーヒー
コーヒーの入手が難しかった戦時中などは、その代用として、完熟したオクラの種子を使っていたそうです。
コーヒー豆と同じように、完熟したオクラの種を取り出して焙煎して粉に挽き、お湯で抽出して作ります。
普段のコーヒーとはまた違った風味を楽しむことができますよ♪
他の野菜ではなかなか味わえないネバネバした食感が特徴的なこの「オクラ」の旬は7〜9月と夏が食べ頃です。
牛乳や豚肉などのたんぱく質と合わせることで夏バテ予防も期待できます!
切り方や調理方法によって様々な楽しみ方ができる野菜なので、ぜひ色々試してみてください♪
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【発行者】 マネージメントクッキング Terra
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株式会社 然食育事業部 Terra テラ
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