8月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
今回は色鮮やかな、パプリカについて紹介します。
唐辛子を改良し、甘みを持たせて生食できるようにしたのがパプリカです。
完熟させてから収穫することが特徴です。
品種によって、赤、オレンジ、黄、紫、茶、黒、白など、さまざまなバリエーションがあります。
もともとは、ハンガリーから輸入していた、
赤くて平たいものをパプリカと呼んでいたそうです。
イタリア産のパプリカに、「パレルモ(スイートペッパー)」という品種があります。
これは、長さが20cmほどもある大きい品種で、熟すほど糖度が高くなることが魅力です✨
赤色のパプリカはカプサイシンとβカロテン、
黄色はビタミンC、オレンジ色はβカロテンとビタミンCが
特に多く含まれています。
βカロテンは脂溶性ビタミンなので、油で調理すると吸収率が高まります。
特に、オリーブオイルとの相性が良いそうです。
パプリカは、肉厚でジューシーな食感があり、甘くてさわやかな味わいが特徴です。
サラダなどの生食はもちろん、煮込み料理や焼いて皮を剥きマリネにするなど、特に南欧料理には欠かせない野菜です。
◇選び方
1.表面にツヤがあり、シワがない。
2.肉厚でやわらかく、みずみずしい。
3.ヘタの切り口が新しく、ハリとツヤがある。
一般的に、小さめの方がやわらかいといわれています!
◇保存法
・常温
1個ずつ新聞紙で包み、風通しの良い冷暗所に置く。保存期間の目安は1週間程度。
・冷蔵
表面の水を拭き取り、キッチンペーパーで包んでから、ポリ袋に入れて軽く口を閉じ、
野菜室に入れる。
保存期間の目安は2週間程度。
・冷凍
丸ごと冷凍すれば、美味しさが長持ちするといわれている。
切断面がないため、劣化を防ぐことができる。
千切りなど、使いやすい大きさに切り、
小分けすると、少量ずつ使えて便利である。
いずれの場合も、ラップに包んで保存袋に入れ、空気を抜いて、冷凍庫へ。
保存期間の目安は1か月程度。
◇スパイスのパプリカ
ハンガリー料理やカレーに使われる、赤いスパイスがパプリカです。
ハンガリーで品種改良された、
辛みのないチリペッパーの果実の乾燥粉末で、おもに色付けに使われます。
食用にされている野菜のパプリカは、スパイス用とは違う品種を改良したものです。
◇ラタトゥイユとカポナータ
「ラタトゥイユ」は野菜の煮込みを指します。
フランス語の「テュイエ」には「混ぜる」という意味があり、
かき混ぜながら煮込む料理とされています。
玉ねぎやピーマン、なす、パプリカなどの野菜をオリーブオイルで炒め、トマトやハーブなどと一緒に煮込むのが基本です。
味付けはシンプルに塩こしょうだけのものが多く、煮込みを冷たくして食べることもあるそうです。
「カポナータ」も野菜の煮込み料理です。材料もラタトゥイユとほぼ同じです。
セロリやオリーブを加えるものが多く見られます。
作り方もラタトゥイユと似ていますが、すべての材料を一度に炒めるのではなく、
別に素揚げしたなすやパプリカなどを後から加えて煮込むことがポイントです。
味付けはラタトゥイユと異なり、ワインビネガーや砂糖を加えます。
しっかりとした味が特徴です。
また、発祥の国が異なります。
ラタトゥイユは南フランスが発祥で、カポナータはシチリア島が発祥です。
夏野菜をたっぷり使ったラタトゥイユやカポナータを食べて、
暑い夏を元気に過ごしましょう!!
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【発行者】 マネージメントクッキング Terra
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