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りんごの基礎知識

「一日一個のリンゴは医者いらず」という諺がありますが、リンゴは果物の中でも特にミネラルやビタミンが豊富で
健康に関しては、すぐれた効能が期待できます。

まず、リンゴの栄養成分を見てみましょう。

■リンゴ1個(255g)当たりの栄養成分

  • エネルギー:138Kal
  • タンパク質:0.51g
  • 脂質:0.26g
  • 炭水化物:37.23g
  • ビタミンA:5.1μg
  • ビタミンE:0.51mg
  • ビタミンB1:0.05mg
  • ビタミンB2:0.03mg
  • ナイアシン:0.26mg
  • ビタミンB6:0.08mg
  • ビタミンC:10.2mg
  • カリウム:280.5mg
  • カルシウム:7.65mg
  • マグネシウム:7.65mg
  • リン:25.5mg
  • 食物繊維:3.83g

    ◇食物繊維

    食物繊維と一口にいっても、実は「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類あります。
    そしてその働き自体もそれぞれ違っています。

    りんごに多いのは100g中に約1.3g含まれている不溶性食物繊維です。
    この不溶性食物繊維には優れた整腸作用があることが知られています。
    不溶性食物繊維は消化されないまま腸内に入り、腸内にある毒素や老廃物を吸収するだけでなく、腸の調子をととのえてくれる乳酸菌などの善玉菌の繁殖を助け、腸内環境を整えてくれる働きもあるのです。

    昔からおなかのトラブルにはりんごの擂りおろしがよいといわれていますが、これもこうした不溶性食物繊維のはたらきです。
    擂りおろしたりんごは食物繊維が細かくなっていて腸に負担がかからないので、お腹に優しいのです。

    また、りんごにはペクチンなどの水溶性食物繊維も100g中約0.3g含まれています。
    水溶性食物繊維のはたらきで今最も注目されているのは、糖質やコレステロールを吸着して排泄する運び屋の役割です。
    つまり、りんごに含まれる水溶性食物繊維には消化管内で脂質吸収を抑制する働きもあるということです。

    りんごに含まれる水溶性食物繊維のなかでも、とくにペクチンは体内で水分と結びついて粘性のあるゲル状になり、
    糖質やコレステロールを吸着しやすいのです。
    ペクチンは皮と実の間が一番多いので、、皮ごと食べたり、擂り下ろす場合は皮も一緒に擂り下ろすと良いでしょう。



 

では次は、もう少し詳しくにリンゴの成分からリンゴを特有の期待できる効果・効能を見ていきましょう。 

リンゴを食べることで期待できる効果と言えば以下のものが挙げられます。

  1. 中性脂肪を減らす
  2. 抗酸化作用が強い
  3. 便秘解消

◆中性脂肪の上昇を防ぐ

通常、“果糖”は中性脂肪を増加させる原因となるので、
果物は全般的にメタボリックシンドロームに気をかけている人にとっては注意すべき食品の一つですが・・・

しかし、リンゴは果物の中でも例外的に、
中性脂肪を増やすどころか、食事における中性脂肪の上昇を抑制する効果があります。

ちなみに中性脂肪が高いとどんな危険があるのかというと、
高コレステロール、動脈硬化、糖尿病、高血圧、脂肪肝など様々な病気を引き起こす元となるのです。

◆抗酸化作用が強い(アンチエイジング)

果物はビタミンが豊富なため、
全般的に抗酸化作用が強く、『老化防止』『美肌』などの効果があります。

リンゴはその中でも特にその効果が顕著といえます。

さてここで、リンゴを包丁で切った時の断面を思い出してみてください。
切った後に空気にさらしているとすぐに変色しませんか?

これは「リンゴポリフェノールの酸化」ということです。

抗酸化作用とは、自身が酸化されることで体内の細胞を酸化から守る性質があり、
酸化しやすいリンゴポリフェノールは強い抗酸化作用を持っているということなのです。

ちなみに、一度酸化して変色してしまったリンゴは、
塩水に浸したり、レモンをかけることで還元されるので元の色に戻すことが出来ます。

◆便秘解消

りんごには食物繊維の一種である『ペクチン』という成分が含まれています。

整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果が期待できます。
また他にもコレステロールを下げたり、血糖値の上昇を抑制する効果も期待できます。

◆リンゴの効果的な食べ方

最後にリンゴの効果的な食べ方についてご紹介します。

以下の2点がポイントです。

  1. 皮をむかずに食べる
  2. 生で食べる

●皮をむかずに食べる

リンゴの効果を最大限に得るには、
皮ごとリンゴを食べるのが重要です。

何故かと言うと、
リンゴの効果を語る上で欠かせない“リンゴポリフェノール”は、
果肉よりも皮に多く含まれているのです。

農薬を気にして皮を食べないという人も見かけますが、
数は少ないものの、オーガニック、無農薬無化学肥料で作っているリンゴもありますし、
収穫された時点でリンゴに農薬は少なくなってはいます。

●生で食べる

リンゴといえば焼きリンゴやアップルパイなど、
熱で調理して食べるのもまた美味しいですよね。

しかし、栄養素を損ねることなく摂取するためには“生”で食べるのが一番です。

りんごに含まれるビタミンCやビタミンB群など(水溶性ビタミン)は、
熱に弱いため熱すると破壊されます。

前述した通り水溶性ビタミンがずば抜けて多いわけではないのですが、
健康や美容のためにリンゴを食べているのであればこのことは無視できません。

是非とも生で食べるようにして下さい。 

とは言っても、アップルパイは美味しいです♪

 

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