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枝豆の基礎知識

枝豆は、初夏を感じる季節から晩秋まで食卓をにぎわせてくれる豆の一つ。
誤解している人も多いが、植物としては「大豆」と同じで、青いうちに収穫したものが『枝豆』と言われています。

兵庫県の丹波や篠山では、黒豆の若いものを収穫したものが『黒枝豆』として、
特に食味が良く旨味もしっかりしているため、枝豆愛好家には人気があります。

さて、大豆は「畑の肉」と言われる通り、とても栄養価が高く
調理の幅も広いことで、人気があります。

この『枝豆』の栄養価を見ると、とても栄養価が高いことが分かります。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
134
kcal
72.1
g
11.5
g
6.1
g
5.2
g
8.9
g
0.81
g
4.58
g
0 4.6
g
ビタミン
カロテン E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
290
μg
1.2
mg
33
μg
0.24
mg
0.13
mg
1
mg
0.08
mg
260
μg
1.45
mg
15
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
2mg 490mg 76mg 72mg 170mg 2.5mg

七訂日本食品標準成分表より

 

中でも『アミノ酸』に注目すると、実に様々なアミノ酸も豊富なことが分かります。

 

アミノ酸(mg/100g中)
イソロイシン 520 チロシン 390 アラニン 510
ロイシン 840 スレオニン 410 アスパラギン酸 1400
リジン 710 トリプトファン 150 グルタミン酸 1800
メチオニン 160 バリン 540 グリシン 470
シスチン 210 ヒスチジン 320 プロリン 560
フェニルアラニン 540 アルギニン 800 セリン 540

枝豆の一番の特徴は、大豆が持つ良質なタンパク質と葉野菜が持つビタミン類がバランス良くあるということです。
タンパク質はアミノ酸で構成されていて、カラダを作る主成分となります。
筋肉のほかに臓器、皮膚、爪、髪など、カラダのあらゆる組織を作る成分となっています。

一方、ビタミンは大きく分類すると水に溶ける水溶性のビタミンと、脂に溶ける脂溶性のビタミンがありますが、
水溶性のビタミンの代表はビタミンCで、脂溶性のビタミンの代表がビタミンEです。

枝豆にはビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEが豊富で、
抗酸化作用、免疫力向上、感染症の予防、美肌効果、発がん抑制作用の効果が期待されています。

他にも大豆レシチンや大豆サポニンは、体内での脂質の代謝を促進し、余分なコレステロールが血管壁に付着するのを防ぐ作用、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用、肝機能を改善させる作用がありますし、大豆イソフラボンにはエストロゲンに似た働きがあり、更年期障害の改善や骨粗鬆症を予防が期待されています。

枝豆でもう一つ忘れてならないのが葉酸の含有量で、野菜類の中ではトップクラス!
葉酸はビタミンB12と合わさると、赤血球合成に携わることから「造血のビタミン」と呼ばれ、
貧血の予防にも効果が期待できます。

また、DNAの合成にも関与することから、妊娠中の女性は通常の2倍の葉酸を摂取することが国から推奨されています。また、体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるカリウムも豊富なので、高血圧の予防改善にも有用です。

ところで、枝豆といえばビールのおつまみには必ずついてくる食材ですが、
実はこれには大きな理由があります。

枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」はビタミンB1、ビタミンCと同じで
アルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるのです。
飲み過ぎや二日酔いを防止する働きが期待できることから、おつまみとして食べられてきたというわけです。

 

 

 

 

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